それでは、生き生きとした過敏な精神、旺盛すぎる生きる意思というのは、器としての肉体にとっては、重荷でしかないのでしょうか。
それは違うと思います。
一番わかりやすいのは、お年よりだと思います。
お年よりというのは、器としての肉体はだんだんと小さくなり、壊れやすくなっています。
それなのに、70才になっても、80才になっても、生き生きと生きていらっしゃる方が沢山いらっしゃいます。その方々の中には、もともと、器としての肉体の健康に恵まれているという人もいらっしゃるとは思います。
しかしながら、こんなにきつい身体をしているのに、よくこんなに動けて、楽しんで生活なさっていらっしゃるなあと感心してしまうような方が、私のまわりには沢山いらっしゃいます。
こんな方々が、共通してもっていらっしゃるのは、〃旺盛な生きる意思〃や〃のびやかで、前向きな精神〃だったりします。
この精神のおかげで、崩れかけた肉体が、びしっと支えられ、生きていらっしゃるのです。
まさに、肉体と精神は不可分であり、肉体の器が小さくても、精神が健全であるということはこんなにも大事なのかと、実感させられる時であります。
ただ、こんな状況ですので、お年よりというのは、精神的なショックなどで、がくっと崩れてしまうことがあります。気の張りが取れてしまうと、もろい肉体が前面に出てしまうのです。この点は少し注意がいりますね。