さて、ここで観点を変えてみましょう。今度は活動的か静かかという観点でわけてみましょう。動物は動きますので陽、植物は動くことができないので陰ということができます。また熱と寒の観点と、昼と夜の観点から考え合わせると、さきほど陽と考えた太陽と月は、陽中の陽である太陽と、陰中の陽である月というふうに分けて考えることもできます。
このように、観点が変わると、陰陽のラベルも変わります。ですから、私は陰陽を語る際にはまずどのような観点からみて、陰と言い陽と言っているのかということを明確にしなければならないと思っています。
陰陽というものさしで、長さを測るのか
陰陽という温度計で温度を測るのか、
陰陽という速度計で速度を測るのか、
陰陽という秤で重さをはかるのか、
こういった点を明確にしておかなければ陰陽を語ることはできないと考えているわけです。